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ニューヨークで同性愛者殺人に抗議、数千人がデモ

2013年5月21日 15:23 発信地:ニューヨーク/米国

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ニューヨークで同性愛者殺人に抗議、数千人がデモ
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ニューヨーク(New York)で行われた、同性愛コミュニティーが主催した「ヘイト(憎悪)に抗議する集会(Rally Against Hate)」で、同性愛者のマーク・カーソン(Mark Carson)さんが殺害された現場まで行進するデモ参加者(2013年5月20日撮影)。(c)AFP/TIMOTHY CLARY
【5月21日 AFP】米ニューヨーク(New York)で20日、同性愛運動発祥の地として知られる市内のグリニッジ・ビレッジ(Greenwich Village)で17日に同性愛者の男性が射殺された事件に抗議するデモが行われ、次期市長候補のクリスティン・クイン(Christine Quinn)氏ら市民数千人が行進した。

 デモ参加者は「ホモフォビア(同性愛嫌悪)いなくなれ」とかけ声を上げ、「ゲイ(同性愛者)の天使、マーク・カーソン(Mark Carson)」や「ヘイト(憎悪)にノー、銃規制にイエス」と書かれたプラカードを掲げて行進した。

 マーク・カーソンさん(32)は17日夜、グリニッジ・ビレッジで頭部に銃弾を撃たれて死亡した。同性愛嫌悪の中傷をカーソンさんに向かって叫んでいた33歳の男が発砲したとして逮捕された。目撃者によると、エリオット・モラレス(Elliot Morales)容疑者(33)は、「今夜死にたいか?」などと叫んでいたという。カーソンさんに同伴していた友人も殺害の脅迫を受けた。

 ニューヨーク市警のレイ・ケリー(Ray Kelly)署長は19日、「被害者は、同性愛者に見えたという理由だけで、殺害された」と述べ、カーソンさんはモラレス容疑者を刺激するようなことを何もしなかったと強調した。モラレス容疑者は19日、立件された。

■同性愛運動発祥の地での事件、ゲイコミュニティーに衝撃

 現代の同性愛者権利運動の引き金となった1969年の「ストーンウォールの暴動」が起き、現在はその寛容さで知られる地区で起きた殺人事件に、ニューヨークのゲイコミュニティーは大きな反応を示した。

「この州で同性婚が合法化された時、多くの人が、これで何もかもが自動的に改善されていくと思った。しかし、人の考えを変えるには時間がかかる。それまでの間、残念ですが暴力は残るでしょう」と、ライターのマリッサ・ヒギンス(Marissa Higgins)さん(23)は述べている。ヒギンスさんは今年2月、妻のダニエル(Danielle)さんと同性婚をしたばかり。

 抗議デモには、ゲイ・レズビアン擁護団体GLAADThe Gay and Lesbian Alliance Against Defamation)など25以上の団体も参加。さらに、次期市長候補のクイン氏ら政治家も加わった。46歳のクイン氏は同性愛者で、1年前に行った結婚式にはニューヨークの著名人を多数招待した。

 デモ隊は事件の起きた6番街と8丁目の交差点まで行進する予定。現場には20日も花やキャンドルが供えられていた。

 米国では、この数週間でいくつかの州で同性婚が合法化され、現在はワシントンD.C.(Washington D.C.)と12州が同性婚を認めている。ニューヨーク州は2011年に同性婚を合法化した。

 だがニューヨークでは最近、同性愛嫌悪にもとづく犯罪が増加しており、2013年に入ってからは22件の事件が発生している。昨年同期に起きた事件は13件だった。(c)AFP
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