【5月10日 AFP】イラン北東部マシャド(Mashhad)で、警察官を殺害した罪で死刑判決を受けた男が絞首刑にかけられたが、刑の執行直後に遺族が「許す」と叫んだため、一命を取り留めた。メヘル(Mehr)通信が9日、伝えた。

 報道によると、遺族が免罪を叫んだのは男が絞首台につるされた数秒後だったという。メヘル通信が公開した写真には、人々が男を支え、首から縄を外す様子が写されている。

 イランでは殺人被害者の遺族に、犯人を免罪する権利が認められている。免罪された犯罪者は360万円相当の賠償金を支払い、禁固刑に服すことになる。(c)AFP/siavosh GHAZI