【4月19日 AFP】食事のペースを遅らせることで肥満防止などに役立つとされる健康管理フォーク「ハピフォーク(HAPIfork)」の支援者向けの提供が17日、始まった。米国と欧州での一般向け販売は、年内に予定されている。

 ハピフォークは、ペースの速い現代社会において、もっとゆっくりと食事をしてもらおうと米カリフォルニア(California)を拠点とする健康機器企業ハピラブス(HAPILABS)が開発した製品。USBでパソコンやスマートフォン(多機能携帯電話)に接続して食事のペースを管理する仕組みで、食べるペースが速すぎると警告ランプや振動で知らせる。米国で1月に行われた世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics ShowCES)」で初めて披露された。

 一般販売は年内に予定されているが、起業家の資金調達を支援する「キックスターター(Kickstarter)」を通じて同社を支援することで、いち早くハピフォークの試作品を入手できる。色は水色、黄緑、ピンクの3色。支援の最低金額は89ドル(約8800円)に設定されている。

 ハピラブス創業者のファブリス・ボーテイン(Fabrice Boutain)氏によると、試作品の段階ながら各国からの反応は上々だという。

「寄せられる反応を見る限り、肥満や消化器系の問題、さらには糖尿病などの深刻な慢性疾患の問題に直接関係する生活習慣の管理について、世界的に関心が高まっていることの表れだと思う」(ボーテイン氏)

(c)AFP