【4月11日 AFP】中国での鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)感染が拡大する中、東部江蘇(Jiangsu)省の南京(Nanjing)市当局は10日までに、家禽(かきん)類全ての殺処分命令を出した。国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が11日、報じた。

 命令に従わない者には最高で50元(約800円)の罰金が科せられたとし、期限とされた10日の午前0時までに、家禽類など数千羽が処分されたという。同紙はまた、農業担当の中央政府高官が「南京市の措置は行き過ぎでパニックを引き起こしかねない」と批判する談話も伝えている。

 中国当局がH7N9型ウイルスの初の人感染を発表してから、10日までに33人が感染、うち9人が死亡している。(c)AFP