【4月10日 AFP】米海軍は8日、海上に展開して敵の小型船舶の無力化や無人偵察機の撃墜が可能なレーザー兵器を、予定より2年早い2014年に実戦配備する準備を進めていると発表した。海上基地として改造された輸送揚陸艦ポンス(USS Ponce)に搭載されるという。

 海軍研究局(Office of Naval ResearchONR)局長のマシュー・クランダー(Matthew Klunder)少将によると、ミサイルの発射には1発当たり数十万ドル(数千万円)の費用がかかっていたが、レーザー光線の費用は1発当たり1ドル(約99円)に満たない。ONR職員によると、レーザー兵器は電力で動くため、電源がある限り運用が可能で、爆発物を船に搭載するよりはるかに安全だという。

 海軍は、レーザー兵器の試験の様子を写した映像を、動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)で公開している。(http://www.youtube.com/watch?v=OmoldX1wKYQ&feature=youtu.be)

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は、輸送揚陸艦ポンスはペルシャ湾に派遣されると報じている。同紙が伝えたONR職員の話によると、試作段階にあるレーザー兵器には戦闘機やミサイルを撃墜する威力はないものの、将来的にはこれらを目指した開発が進められているという。(c)AFP