【4月4日 AFP】イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で、9歳以上の男女共学を禁止する新法が先月31日から施行された。パレスチナ自治政府の教育担当相が1日の記者会見で明らかにした。新法は2月10日に公布され、すでにパレスチナ評議会(議会)での承認を得ていた。

 AFPが確認したところ、新法の第46条には「9歳以上の児童の共学を禁止し、女子校を一層、女性向けの学校にするために尽力する」と明記されている。

 ハマスは過去にも、ガザ地区の女子生徒に全身を覆うイスラム教徒の伝統的な衣装やヘッドスカーフを着用するよう命じる法律など、保守的な宗教法を施行しようとしたことがある。(c)AFP