【4月1日 AFP】アリと同じ動きをするロボットを用いてコロニーを移動するアリの動きを再現することに成功した米仏研究チームの論文が、科学誌プロス・コンピュテーショナル・バイオロジー(PLOS Computational Biology)のウェブサイトで発表された。

 米ニュージャージー工科大学(New Jersey Institute of Technology)と 仏トゥールーズ(Toulouse)の動物認知研究センター(Research Centre on Animal Cognition)の研究チームは小型ロボットを用いて、巣から餌のある場所まで迷路のように張り巡らされた地中の通路で、個々のアリたちがどのようにして自分の位置を把握しているのかを探る実験を行った。

 実験では、対称的および非対称的に分岐した2種類の通路におけるアルゼンチンアリの生態を主に参考にした。アリたちは自然界では、化学物質のフェロモンを分泌して互いに経路を伝え合っている。

 こうしたアリの動きを、チームは「アリス(Alice)」と名付けられた角砂糖ほどの大きさの立方体ロボットを用いて再現した。アリスが通った跡にはフェロモンの代わりに光が点灯し、後続のロボットたちはアリの触角と同じ役割を持つアンテナ2本でこの光を検知する仕組みとなっている。(c)AFP