【3月27日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア最終予選は26日、各地で行われ、グループBの日本は1-2でヨルダンに敗れて本大会出場権の獲得は持ち越しとなった。

 2点を先行された日本は、香川真司(Shinji Kagawa)が1点を返したが、ヨルダンのGKアメル・シャフィ(Amer Shafi Mahmoud Sabbah)にPKをセーブされるなどし敗戦を喫した。

 前半ロスタイム、アメル・ディーブ(Amer Deeb)のCKにフリーになったハリル・バニアテヤ(Khalil Bani Ateyah)が頭で合わせて、ヨルダンが先制点を挙げた。

 さらに日本は後半15分、ハーフライン付近で酒井高徳(Gotoku Sakai)がボールを失うと、ドリブル突破を仕掛けたヨルダンのアハマド・ハイル(Ahmad Hayel)がDFをかわして中央に切れ込み、GK川島永嗣(Eiji Kawashima)を破るシュートを決めて追加点を挙げた。

 その後長身ストライカーのハーフナー・マイク(Mike Havenaar)を投入した日本は後半24分、清武弘嗣(Hiroshi Kiyotake)の絶妙なパスから香川が得点を挙げ1点差に詰め寄った。

 同日行われた試合でオーストラリアが2-2でオマーンと引き分けたため、この試合に引き分ければW杯の出場権が手に入る日本は、その直後に内田篤人(Atsuto Uchida)がペナルティーエリア内でファウルを受けPKを獲得。観客席から緑色のレーザー光線を顔に受けながらも落ち着き払った遠藤保仁(Yasuhito Endo)がシュートを放ったが、これをヨルダンのGKシャフィが体をいっぱいに伸ばして防いだ。

 その後、今野泰幸(Yasuyuki Konno)が惜しいシュートを放ったがヨルダンが逃げ切り、最終予選でここまで無敗だった日本に土をつけた。勝ったヨルダンはW杯出場に向けて望みをつないでいる。

 日本は勝ち点13でグループBの首位に立ち、同7でヨルダンが2位に付けている。(c)AFP