【3月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)が、ロンドン五輪のメーン会場となった五輪スタジアム(Olympic Stadium)の主要テナントとなる権利を得たことが22日、発表された。

 ロンドン(London)東部のストラットフォード(Stratford)に位置し、8万人を収容できるスタジアムは五輪開催時には開閉会式や陸上競技の会場となった。ウェストハムが使用を開始する2016-17シーズンまでに収容人数5万4000人のスタジアムに改修される。

 これまで一連の法的問題に直面し、予定より手続きが長引いていたが、ウェストハム側が改修費の自己負担額を500万ポンド(約7億2000万円)から1500万ポンド(約21億5900万円)に引き上げたことを受けて、4億2900万ポンド(約705億1800万円)をかけて建造されたスタジアムの長期契約合意に至った。ウェストハムは年間約200万ポンド(約2億9000万円)の賃料を支払うと見られる。

 ピッチ脇には収容可能な観客席が設置されるため、2017年の世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)は予定通り開催される。(c)AFP