【3月12日 AFP】2011年3月15日にシリアのアサド政権に対する蜂起が起きて以降、これまでに数々の虐殺や戦闘があった。

■2011年

3月23日:蜂起の拠点、南部ダルアー(Daraa)での抗議デモで、治安部隊により少なくとも100人が殺害された。活動家と目撃者が証言。

7月31日:抗議行動の中心地、中部ハマ(Hama)で軍の大規模な攻撃があり、約100人が死亡したとの報告。

12月23日:首都ダマスカス(Damascus)の治安施設で自動車爆弾を用いた自爆攻撃が2件発生し、民間人と治安要員の44人が死亡。

■2012年

2月4日:中部ホムス(Homs)を軍が襲撃。女性や子ども数十人を含む民間人230人以上が死亡。

5月10日:朝のラッシュ時間帯にダマスカスにある治安施設そばの高速道路で爆発が2回あり、55人が死亡。

5月25日:ホムス県ホウラ(Houla)を政府軍が砲撃し、子ども49人、女性34人を含む108人以上が死亡。

7月12日:ハマ県タラムセ(Treimsa)で政府軍部隊により150人以上が虐殺されたとの報告。

7月18日:ダマスカスで爆発があり、アサド大統領の義兄のアーセフ・シャウカト(Assef Shawkat)副国防相など治安当局トップら4人が死亡。

8月26日:ダマスカス近郊のダラヤ(Daraya)で政府支持派のグループが6日間にわたって襲撃。反体制派は少なくとも320人の遺体を発見したと発表。その後さらに数十人分の遺体が見つかり、民間人の死者数は500人を超えた。

10月3日:シリア第2の都市アレッポ(Aleppo)で爆弾を積んだ車両が爆発し、民間人が大半の60人以上が死亡。

11月5日:ハマ県で自動車爆弾による自爆攻撃があり、少なくとも軍兵士と政府支持派の戦闘員50人が死亡。

11月28日:ダマスカス近郊のジャラマナ(Jaramana)で爆弾を積んだ車両2台が爆発し、54人が死亡。

■2013年

1月15日:アレッポ大学(University of Aleppo)で爆発があり、87人が死亡。

同日:ホムスを軍が襲撃し、106人が死亡。

1月24日:ダマスカスの軍の情報機関本部で自動車爆弾による自爆攻撃があり、53人が死亡。シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が2月1日に発表。

1月29日:アレッポの川で、処刑された若い男性80人近くの遺体を発見。

2月21日:ダマスカスで爆弾を積んだ車両が相次いで爆発。与党バース(Baath)党本部近くの爆発では60人以上が死亡するなど、少なくとも83人が死亡。(c)AFP