【3月8日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は6日、木星の衛星エウロパ(Europa)の地表断面を、最新の仮説に基づき描いたイラストを公開した。

 エウロパから得られた新たな証拠に基づいた仮説によると、この極寒の衛星で凍った地表の下全体に拡がる海からは塩化物が浮き上がり、氷で閉ざされた表面に到達。そこで木星最大の衛星イオ(Io)の火山から噴き出た硫黄と衝突する。

 今回の発見により、NASAの「ボイジャー(Voyager)」や「ガリレオ(Galileo)」といった探査ミッションが開始されて以降、議論の的となってきた問いへの答えが提示された。(c)AFP