【2月27日 AFP】中国国営新華社(Xinhua)通信は26日、ステルス性能を持った新型フリゲート「056型」が中国海軍へ納入されたと報じた。領土問題を抱える中、中国の海洋防衛能力の向上につながることが期待されている。

 新華社通信によると、上海(Shanghai)で25日午後、「056型ステルス・フリゲート」の納入式典が行われた。

 海軍司令官で中国共産党中央軍事委員会(Central Military Commission)委員の呉勝利(Wu Shengli)氏は、26日付の中国人民解放軍機関紙「解放軍報(PLA Daily)」で、領海問題がある中、海軍の装備と運用能力を窮めることがいかに重要であるかを強調した。

 新華社通信は056型のサイズは明確にしていないが、「良好なステルス性能と電磁両立性」を備え、053型の3分の1の乗員で運用することが可能と伝えている。056型は護衛任務や対潜水艦作戦に主に投入されるという。  また、新華社によると、056型は中国海軍の増強の始まりを象徴する艦船で、さらに多くの艦船が現在建造中という。(c)AFP