【2月20日 AFP】フランス・パリ(Paris)を訪問したマリのディアンゴ・シソコ(Diango Cissoko)暫定首相は19日、1月に始まったイスラム反政府勢力に対する大規模な軍事作戦は終わりに近づいているという認識を示した。

 ローラン・ファビウス(Laurent Fabius)仏外相との会談後に記者会見で語ったもの。記者会見でシソコ暫定首相は、数週間前よりも状況は格段に良くなっており、反政府勢力から解放された地域を守っていくことが今後の課題だとも述べた。

 一方で仏国防省は、仏外人部隊の精鋭部隊「第2外人落下傘連隊(2nd Foreign Parachute Regiment)」の隊員1名が19日、マリ反政府勢力の掃討作戦中に死亡したと発表した。マリ軍事介入での仏軍の死者は2人になった。

 仏国防省によると、マリ北部のイフォガス(Ifoghas)の山岳地帯でフランスとマリの兵士計約150人が参加して18日に始まったこの作戦で、武装勢力側に20人以上の死者が出た。(c)AFP/Cecile Feuillatre