【2月14日 AFP】「牛肉100%」などと表示された冷凍食品などに馬肉が混入していた問題がヨーロッパ全土に拡大しつつある中、欧州連合(EU)は13日、ブリュッセル(Brussels)で緊急会議を開いて対策について協議した。

 会議には、これまでに馬肉が混入した食品が見つかっている英国、フランス、ドイツ、アイルランド、ルクセンブルク、ポーランド、ルーマニア、スウェーデンの8か国の代表に加え、トニオ・ボルジ(Tonio Borg)欧州委員(保健・消費者政策担当)も出席した。

 会議出席のためブリュッセルの空港に降り立った英国のオーウェン・パターソン(Owen Paterson)食料相は記者団に対し「迅速な対応が必要だ」と述べた。

 会議でボルジ欧州委員は、欧州委員会はEU加盟全27か国に牛肉製品のDNA検査の実施を呼びかけていると述べるとともに、欧州委員会としては、馬肉を扱う域内の全施設で人体に害を及ぼす恐れのある動物用医薬品の検査をするよう求めていきたいと述べた。

 緊急会議の議長を務めたアイルランドのサイモン・コベニー(Simon Coveney)農業食料相は、現在は精肉にのみ義務付けられている原産地表示を加工食品にも付けることに加盟国の担当相らは賛成していると述べた。

 ボルジ欧州委員によると、この提案は15日に開かれるEUのフードチェーン及び動物衛生に関する常任委員会の臨時会議で検討され、合意が得られれば25日のEU農相会議の議題に上る。また、現在各国で個別に行われている捜査を欧州警察機構(ユーロポール、Europol)がまとめる方向だという。

 一方、この日はドイツで馬肉が混入しているとみられる冷凍食品が見つかり、スイスの大手スーパーマーケットもラザニアに馬肉が混入していたと報告した。(c)AFP/Claire ROSEMBERG