【1月24日 AFP】米サンドイッチチェーンのサブウェイ(Subway)が、「フットロング」の商品名で販売するサンドイッチの長さが1フット(「フィート」の単数形、30.48センチメートル)より短いとして、怒った客から訴えられた。

「フットロング」はサブウェイの人気メニューだが、今月初め、あるオーストラリア人男性がフットロングに使われているパンの長さが実際は11インチ(28センチ)しかなく、12インチの「フット」ロングではない事実を発見。インターネットで話題となり、客から批判の声が上がっていた。(1フット=12インチ)

 こうした中、ニュージャージー(New Jersey)州在住の男性2人は22日、「サブウェイは意図的かつ組織的にサンドイッチのパンの長さを短くしており、非良心的な商慣行に当たる」としてサブウェイを提訴した。「客が購入したサンドイッチが12インチではなく11インチだったところで、世界が終わるわけではない。しかし、消費者にあるサイズの商品を約束しておきながら、それより小さいサイズの品を提供していたことは純然たる事実だ」と主張している。

 訴状は、米ハンバーガーチェーンのマクドナルド(McDonalds)を引き合いに出し、同社が人気商品「クォーターパウンダー」の商品名に示された「4分の1ポンドの肉」は調理前のビーフパティの重量だと明示しているのに対し、「サブウェイは消費者に同様の警告を行っていない」と指摘している。

「フットロング」の商品名と実際の長さの違いをめぐって訴訟が起こされたのは、今回が初とみられる。サブウェイ側は、一部フランチャイズ店が規則を遵守していなかっただけだと反論している。(c)AFP