【1月16日 AFP】シリア第2の都市アレッポ(Aleppo)にあるアレッポ大学(University of Aleppo)の敷地内で15日、2度の爆発が起き、少なくとも82人が死亡した。アレッポ県の知事が明らかにした。

 アレッポ県のムハンマド・ワヒード・アッカド(Mohammed Wahid Akkad)知事はAFPに「試験期間の初日を狙ったテロリスト攻撃により82人が犠牲となり、160人がけがを負った」と語った。

 一方、英国を拠点とするシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は、爆発により83人が死亡し、少なくとも150人が重軽傷を負ったと発表した。シリア人権監視団によると、2度の爆発は大学寮と建築学部棟の近くで発生したという。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)は「(爆発は)試験期間の初日に発生。学生や避難民が犠牲になった」と伝え、爆発により試験は延期されたことも報じた。

 同国北部に位置するアレッポでは政府軍と反体制派の戦闘が激化している。爆発があった大学は政府側の支配地域にあるが、爆発の原因について政府側と反体制側の説明が食い違っている。

 反体制派側の活動家らは、政府軍の戦闘機が空爆したと主張しているが、軍関係者は反体制派が発射した地対空ミサイルの飛距離が伸びず、大学に着弾したと話している。

 同大学は、反体制派が市内各地を支配下に置いた昨年7月以降、激化する戦闘で破壊された地域から逃れた住民約3万人の避難所になっていた。学生らがインターネット上に投稿した動画には、大学の建物内に身を寄せる人々の涙を誘う姿が写されていた。(c)AFP