【12月31日 AFP】(一部更新)胃にウイルスが感染して仕事を休んでいたヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は入院しており、数週間前に脳震とうを起こした際に血栓ができていたことが明らかになった。フィリペ・レインズ(Philippe Reines)米国務副次官補が30日明らかにした。

 レインズ副次官補の声明によると、検査の結果、数週間前の脳震とうに由来する血栓が形成されていたことが30日に分かったという。クリントン長官はニューヨーク・プレスビテリアン病院(New York Presbyterian Hospital)で抗凝血剤の投与を受けており、今後48時間にわたって薬の効果を監視する。今後、医師らが容体を評価し、さらなる処置が必要かどうか決めるという。

 クリントン長官は今月、胃の感染症にかかり、倒れて脳震とうを起こしていた。クリントン長官の事務所は同長官は回復しつつあり31日から国務省での執務を再開する見込みだとしていた。

■国務長官として激務をこなす

 クリントン長官は外遊から帰国した12月7日以降は、自宅から執務していると発表されていた。国務省は、クリントン長官は5日間の欧州滞在中にウイルスが胃に感染したと発表。同長官はこの病気のため北アフリカとアブダビ(Abu Dhabi)歴訪を取りやめていた。

 その1週間後、医師らはクリントン長官は胃に感染したウイルスのため重度の脱水症状を起こし、意識を失って脳震とうを起こしたことを明らかにし、1月半ばまでは過密日程の旅行をしないよう助言していた。

 クリントン長官が4年前に米国務長官に就任して以来訪問した国は112か国に上る。この間、約400日を機内で過ごし、飛行距離は100万マイル近くに達していた。(c)AFP/Nicolas Revise