【12月27日 AFP】ナイジェリア最大の都市ラゴス(Lagos)の人口密集地にある大量の花火が保管されていた建物で26日、大規模な火災と爆発があり、少なくとも1人が死亡、30人が負傷した。

 爆発は火災発生からかなり長時間にわたって続き、激しく炎と煙が上がった。現場付近は助けを求める人ややじ馬など大勢の人で非常に混み合い、消防隊の到着が遅れた。爆発の衝撃は非常に大きく、飛行機が墜落したのではないかといううわさも広がった。

 住民も水が入った容器やホースを運ぶなどして協力したが消火活動は難航した。消防当局が出動させた3台の水タンク車の水が尽きたため、軍に出動が要請された。その後水が届き、火の手は徐々に弱まったように見えた。

 ナイジェリアの国家緊急事態管理庁は、「関連機関が爆発と火災の原因調査を進めている。最終的な死傷者数はまだ不明」と発表した。

 ナイジェリアではクリスマスと新年の休暇シーズンに花火が人気がある。人口約1億6000万人のナイジェリアはアフリカで最も人口が多い国で、ラゴスはエジプトのカイロ(Cairo)に続きアフリカ大陸で2番目に大きな都市だとされている。(c)AFP/Joel Olatunde Agoi