【12月25日 AFP】(写真追加)ミャンマー東部シャン(Shan)州で25日、外国人観光者を含む65人の乗客を乗せた航空機が不時着し、2人が死亡、11人が負傷した。航空会社および政府高官が述べた。

 エア・バガン(Air Bagan)の発表によると、航空機は老朽化したフォッカー100型(Fokker-100)機で、へーホー空港(Heho Airport)から約3キロの地点で緊急着陸した。ヘーホー空港は、観光地として人気のインレー湖(Inle Lake)の玄関口でもある。

 同国情報省によると、死亡したのは11歳の子供で、負傷者のうち4人は外国人だった。また、航空機が路上でバイクに衝突し、別の1人が死亡した。

 事故の正確な詳細は現時点では明らかになっていないが、政府高官によると、現地時間の午前9時(日本時間午前11時)頃、へーホー空港に接近していた航空機から、エンジンの1つで発火があったと報告があった。

 軍事政権の下で数十年間にわたって国際社会から孤立していたミャンマーだが、多くの政治改革を経て、ここ数か月間で観光客や出張者が急増していた。航空需要の急増により、地方部を中心にミャンマーの航空インフラは飽和状態になっている。

 同国の主要ターミナルであるヤンゴン国際空港(Yangon International Airport)は今年、旅客数が許容限度の270万人を突破すると予測されており、航空当局は7月、迅速な拡充が必要と警告を発していた。(c)AFP/Shwe Yinn Mar Oo