【12月23日 AFP】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州の州都ペシャワル(Peshawar)で22日、自爆攻撃が発生し、集会を行っていたアワミ民族党(Awami National PartyANP)所属のバシール・ビロウル(Bashir Bilour)州副首相など9人が死亡した。州政府高官によると、攻撃を受けた会場には議員ら約100人が集まっていた。

 事件後、反政府イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」は犯行声明を出し、州政府との抗争でTTPの長老の1人が死亡したことに対する報復として、ビロウル氏を狙ったと明らかにしている。

 同州はパキスタン国内でも政府と反政府武装勢力の間の抗争が激しく、銃撃戦や爆弾を使った攻撃などが頻発している。(c)AFP/Lehaz Ali