【12月21日 AFP】スウェーデン南東部にある同国最大の原子力発電所で20日、海水が流入したため原子炉の1つが停止した。同原発を運営する電力会社バッテンファル(Vattenfall)とスウェーデン政府原子力監視当局の発表で分かった。

 スウェーデン通信(TT)が当局筋の情報として伝えたところによると、停止したのはヨーテボリ(Gothenburg)近郊のリングハルス(Ringhals)原発4号機。「安全面に問題はない」が、原子炉の加圧水システム内に海水が流入するのは異常事態で対応が必要だと当局者は述べている。

 スウェーデンでは今月、別の原発で原子炉1つが安全基準を満たしていないとの当局の指摘を受け運転を停止したばかり。同国は電力供給の約35%を原子力に頼っている。(c)AFP