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生物生息できる系外惑星発見か、12光年の近さ

2012年12月20日 8:02 発信地:パリ/フランス

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生物生息できる系外惑星発見か、12光年の近さ
アルファ・ケンタウリB(Alpha Centauri B)を公転する惑星の想像図(2012年10月15日提供)。(c)AFP/ESO/L. Calcada
【12月20日 AFP】地球に最も近い恒星のひとつであるくじら座タウ星(Tau Ceti)には、地球のように生物が生息できる惑星が存在している可能性があることが分かった。複数の国の天文学者からなるチームが発見したとして、英ハートフォードシャー大学(University of Hertfordshire)が19日に発表した。

 同大学のプレスリリースによると、地球に比較的近い約12光年の距離にあるくじら座タウ星の周辺には、生命を育むのに最適の空間があり、くじら座タウ星を周回する5つの惑星があった。そして、この空間で発見された中では最小の惑星の質量が、地球の5倍であることが確認されたという。

 チームが目指していたのは、地球の質量に近いというだけでなく、気温が高すぎず、低すぎず、そして生命に不可欠な水を保持するのに適した、いわゆる「ゴルディロックス・ゾーン(生命居住可能領域)」に存在する岩石惑星を見つけることだった。

 一方、欧州の天文学チームは10月17日、太陽系に最も近く、三重連星系を構成する星の1つである「アルファ・ケンタウリB(Alpha Centauri B)」を公転し、質量が地球とほぼ同じ惑星を発見したとする論文を発表している。この惑星は、太陽系からの距離がわずか4.3光年だという。

 しかし、この惑星自体は「ゴルディロックス・ゾーン」にはなく、灼熱の環境になる近距離で恒星を周回していることから水が存在しないため、「もう1つの地球」とはいえないことが分かっている。

 1995年以降、約800の太陽系外惑星が確認されているが、そのいずれも「第2の地球」ではなかった。これらの惑星は、居住不可能なガス惑星であるか、「太陽」にあたる恒星があまりに近く、文字通り「焼かれる」ような環境の大きな岩石惑星だった。(c)AFP
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