【12月6日 AFP】フィリピンを直撃した台風24号(アジア名:ボーファ、Bopha)による死者数は、6日朝までに325人に達した。国家災害対策本部によると行方不明者も少なくとも328人に上っており、被害規模は今年最悪となっている。

 ベニト・ラモス(Benito Ramos)国家災害対策本部長は記者会見で、遠隔地にも徐々に救援隊が入り始め、死者数・行方不明者数ともに今後、2~3桁レベルで増加するとの見通しを示した。

 4日にフィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島に上陸した台風24号は、5日朝には南シナ海(South China Sea)に抜けたが、ラモス本部長はフィリピン領海が安全圏に入ったとは言えないと述べ、海域を航行する船舶の乗組員らに引き続き警戒を求めた。(c)AFP