【12月4日 AFP】ウィリアム英王子(Prince William、30)の妻キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge、30)の妊娠発表を受け、ブックメーカー(公認賭け屋)各社は、この子の名が近縁親族にちなんで付けられると予想している。ウィリアム王子の亡き母、故ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)もその1人だ。

 ウィリアムヒル(William Hill)社の現時点での賭け率は、「フランシス(Frances)」と「ジョン(John)」が9倍、「チャールズ(Charles)」「ジョージ(George)」「ビクトリア(Victoria)」が10倍、「アン(Anne)」「ダイアナ」「フィリップ(Philip)」「リチャード(Richard)」「スペンサー(Spencer)」が12倍、「ヘンリー(Henry)」「メアリー(Mary)」「サラ(Sarah)」が14倍。

「フランシス」はダイアナ元妃のミドルネーム、「ジョン」はダイアナ元妃の父の名前、「スペンサー」は一家の名字だ。赤ちゃんが誕生すれば王位継承順位3位となることから、ゆくゆくは「ジョン2世国王」や「アン2世女王」になることもあり得る。

 なお、「エリザベス(Elizabeth)」と「ウィリアム」は共に16倍、「キャサリン」は20倍。そのほか、王族の名前としてはあまり聞かない「ケビン(Kevin)」「ウェイン(Wayne)」「シャロン(Sharon)」などは全て250倍となっている。

 ブックメーカー各社は、名前のほか、性別、体重、洗礼式に立ち会う教父母(ゴッドペアレンツ)、髪の色、さらには誕生の日時にいたるまで、ありとあらゆる種類の賭けを用意している。(c)AFP/Robin Millard