【11月29日 AFP】オランダ北東部エメン(Emmen)の動物園で飼育されているアジアゾウの群れの権力闘争が収拾不能になったため、同動物園は28日、4頭のゾウを引き取ってくれる動物園を探していると発表した。

 動物園職員によれば、群れのリーダーだった雌のゾウが今年6月に死んだことをきっかけに権力闘争が勃発。12頭のゾウは2つのグループに分かれ、互いに強く押し合ったり、大きな鳴き声を上げたり耳をはためかせる行動を繰り返したため、見かねた飼育員らはこの2グループを互いに隔離することを決めた。

 だがこの措置によりゾウたちは多くの時間を屋内で過ごさざるを得なくなってしまったため、12頭のうち4頭を無償で他の動物園に譲ることにしたという。(c)AFP