【11月20日 AFP】サッカー界のスーパースターで米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に所属するデビッド・ベッカム(David Beckham)が19日、12月1日に行われるMLSカップ(MLS Cup 2012)のヒューストン・ダイナモ(Houston Dynamo)戦を最後にギャラクシーから退団することを表明した。

 ベッカムは「ギャラクシーでプレーし、とてつもなく貴重な時間を過ごすことができた。しかし現役を引退する前に、最後にもうひとつだけチャレンジしたいことがある」と19日にギャラクシー側が発表したプレスリリースで述べている。

 また「これでMLSとの関係が切れるとは思っていない。将来的には(クラブの)株式所有に関わる野望も持っている」とも語り、MLSチームの経営に参画したいという意欲も示した。

 イングランド代表主将を務め、3度のW杯出場経験のある37歳のベテラン、ベッカムは現役引退については言及せず、また最後のチャレンジとは何かの説明もしなかった。

 ベッカムはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に在籍した12年間に6度のリーグタイトルと2度のFAカップ制覇、さらに1998-99欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の優勝に貢献した。

 2003年に移籍したスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)では06-07シーズンのリーグ優勝を支え、翌年の08年からギャラクシーで6年間プレーした。

 前週オーストラリアからの報道によれば、オーストラリア・Aリーグがベッカム獲得に努めており、また欧州の複数のチームからも強力なアプローチが届いているという。

 ベッカムは22日にロサンゼルスで改めて会見を予定している。(c)AFP/Greg Heakes