【11月19日 MODE PRESS】男性のためのクオリティ・ライフスタイル誌「GQ」が都内で19日、2012年に各界で活躍した男性に贈る賞「GQ Men of the Year 2012」の授賞式を開催した。

 「GQ Men of the Year」は1994年に米国でスタートし、雑誌「GQ」を発行する世界各国で展開されるインターナショナルなアワード。生き方・仕事・スタイルにおいて「GQ」読者をインスパイアし、エンターテイメント、アート、ビジネス、スポーツなど各界で活躍をした人物に贈られる賞で、日本では今年で7回目を迎える。

 受賞者に選ばれたのは、芸人の有吉弘行(Hiroyuki Ariyoshi)、俳優の織田裕二(Yuji Oda)、写真家の篠山紀信(Kishin Shinoyama)、音楽クリエーターのヒャダイン/前山田健一(Kenichi Maeyamada)、スタートトゥデイの前澤友作(Yusaku Maezawa)、ロンドン五輪で活躍した競泳の北島康介(Kosuke Kitajima)、ボクシングの村田諒太(Ryota Murata)の7名。同誌の鈴木正文(Masafumi Suzuki)編集長からトロフィーを受け取った。

 ステージではそれぞれが受賞の感想や2012年の仕事、 将来の夢についてコメント。「年をとってからもらえる賞は、功労賞とかあまり良いものがない。今回は若い人たちと一緒にもらえてとても嬉しいです。写真は時代の写し鏡。時代と併走して撮り続けたい」とコメントしたのは、現在国内で大規模展を開催中の写真家・篠山紀信。今年が俳優業25周年で、代表作「踊る大捜査線」シリーズも15周年目でファイナルを迎えた織田は「節目の年のこのような賞がもらえて光栄です。また来年から、ゼロからのつもりで取り組んでいきたい」と語った。

 また今回、男性目線で最も活躍した女性を称える賞「GQ Woman of the Year」が日本でも新設され、芸術家の草間彌生(Yayoi Kusama)が受賞した。アイコニックな水玉模様の衣装に身を包んで登場した草間は「15歳から美術に憧れ、死に物狂いで戦ってきました。これからももっとたくさんの作品を作り、愛と平和のメッセージを後世に伝えていきたい」と力強く語った。(c)MODE PRESS