【10月18日 AFP】映画『エマニエル夫人(Emmanuelle)』で開放的な若妻を演じて人気を博したオランダ人女優シルヴィア・クリステル(Sylvia Kristel)さん(60)が、18日朝までに死去した。代理人が18日に発表した。眠っているうちに息を引き取ったという。

 クリステルさんは脳卒中を起こし、今年7月からアムステルダム(Amsterdam)市内の病院に入院していた。発作を起こしたのは咽喉がんの治療を受けた後で、肝臓がんも患っていた。

 クリステルさんは、1974年の『エマニエル夫人』でアジア滞在中に性に目覚めていく若妻を演じ、一躍有名になった。同作品は世界的にヒットし、仏パリ(Paris)の映画館では13年間にわたって上映された。続編として『続エマニエル夫人(Emmanuelle 2)』(1975年)、『さよならエマニエル夫人(Goodbye Emmanuelle)』(1977年)、『エマニュエル(Emmanuelle 4)』(1984年)が製作されている。(c)AFP