【10月18日 AFP】フランス国王ルイ16世(Louis XVI)の王妃マリー・アントワネット(Marie-Antoinette)が履いていたとされるシルクの靴が17日、パリで競売に掛けられ、6万2460ユーロ(約648万円)で落札された。

 サイズは36.5(日本サイズで23.0~23.5センチ)。緑と華美なピンクのボーダー柄で、シルクのリボンがあしらわれている。落札予想価格は8000~1万ユーロ(約83万~104万円)だった。

 この靴は1775年に廷臣の1人から贈られたもの。フランス革命の時代、飢えに苦しむ民衆について、「(パンがなければ)お菓子を食べればいいじゃない」と言い放ったことで有名なアントワネットはそれから18年後にギロチンで処刑された。

 アントワネットが投獄される前、最後に着たドレスの一部とみられている小さな布地は6121ユーロ(約63万円)と予想価格の2倍で落札された。(c)AFP