【10月10日 Relaxnews】「永遠の都(Eternal City)」として知られるイタリア・ローマ(Rome)を訪れる観光客の多くは、同市歴史地区の史跡付近で今後アイスクリームやパニーニ、ピザといったイタリア料理を楽しむことができないことを知ってがっかりするに違いない。

 ローマ市は今週、多くの遺跡や歴史的建造物の周辺での軽食を12月31日まで禁止する条例を施行した。「歴史地区内の重要エリアの保護」を目的としており、違反した観光客には25~500ユーロ(約2500~5万円)の罰金が科されるので注意が必要だ。

 対象となる史跡には、コロッセオ(Colosseum)やスペイン階段(Spanish Steps)、パンテオン(Pantheon)、そしてナボーナ広場(Piazza Navona)にある大理石製の噴水などが含まれる。

 イタリアではこのほか、ベネチア(Venice)でもサンマルコ広場での軽食が禁止されており、フィレンツェ(Florence)やボローニャ(Bologna)にも同様の条例がある。ベネチアのサンマルコ広場ではハトへの餌やりも禁止されている。(c)Relaxnews/AFPBB News