【9月12日 AFP】ドイツのライフスタイル誌「NEON」に掲載された調査結果で、同国の若者のほぼ5人に1人が、1年間インターネットを我慢するよりもセックスなしで過ごすほうがましだと考えていることが分かった。

 ドイツの世論調査機関フォルザ(Forsa)が、インターネットを使っている18~35歳の1016人を対象に調査を実施した。調査対象の18%が、セックスをしたい衝動よりもネットをしたい衝動の方が強いと答えた。
 
 一方、生活の質という観点では、57%がネット接続が速いことよりもバルコニーを持つことの方が大切だと回答した。NEONは「インターネット第1世代にとってネットは重要な役割を果たしているが、ワールド・ワイド・ウェブの外の人生もある」と指摘した。

 自分のことを子供のころからインターネットのある環境で育ってきた「デジタルネイティブ」ととらえているドイツの若者は、親世代とは異なった好みやライフスタイルを持っているとNEONは分析した。

 自分の好きなように使えるネット上のオプションに困惑することは「めったに」もしくは「全く」ないと答えた若者は66%に上った。また、定期的に閲覧するウェブサイトの数について、回答者の70%が10以下と答えたが、12%は25を超えると回答した。

 NEONのヴェラ・シュレーダー(Vera Schroeder)編集長は、「調査結果は、インターネットを日常生活の一部と考え、注意深く意識的にネットを利用する世代の人々の姿を描き出した」と話した。 (c)AFP