【9月7日 AFP】欧州中央銀行(ECB)は6日の理事会で、債務危機に陥ったユーロ圏諸国の国債を無制限に買い入れる計画を承認した。ドイツの反対を押し切って、債務危機に対処するためのいわゆる「ビッグ・バズーカ」の発射に踏み切る。

 ECBのマリオ・ドラギ(Mario Draghi)総裁の基本計画は、国債利回りの引き下げを目的としている。

 ドラギ総裁は、ECBは購入規模の制限は設けずに償還期間が3年までの国債を買い入れると述べた。同時に、ユーロ圏各国政府もユーロ支援のため財政健全化に努めることが必要だと強調した。(c)AFP/Simon Morgan