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米大統領選を揺さぶるツイッターのパワー

2012年8月28日 20:24 発信地:ワシントンD.C./米国

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米大統領選を揺さぶるツイッターのパワー
米ホワイトハウス(White House)でタウンミーティング(対話集会)形式でツイッター(Twitter)ユーザーの質問に答えるイベント「ツイッター・タウンホール(Twitter Town Hall)」を開催したバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領(2011年7月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/Mandel NGAN
【8月28日 AFP】「つぶやき」は2012年米大統領選挙の勝敗を変えられるか――。

 米国初の「ソーシャル選挙」とも呼ばれる11月の大統領選で民主・共和両党の候補者は、支持者層の活性化や資金集め、世論の焦点をずらす目的でもツイッター(Twitter)などのソーシャルメディアを活用している。

 候補者を対象にツイッターの活用方法などのメディア・コンサルティングを行う会社「140Elect」のザック・グリーン(Zach Green)社長は、ツイッターは「世論を左右する」力を秘めていると語る。

 ツイッターは情報の配信を民主化する。新聞やテレビといった昔ながらのメディアではとりあげられないようなメッセージを発信することができ、候補者たちが選挙活動に役立てることができる。

 グリーン氏はAFPに対し、「ツイッターは国民の議論にメッセージを注入する1つの手段。誰かが記事を書くよりも前に、あなたの見解を広めることができるのだ」と説明する。「また、ツイッターを使えば、候補者は国民的議論を避けることもできる。門番を介すことなしに、有権者に語りかけることができるからだ」

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権下でホワイトハウス(White House)と財務省の報道官を務め、現在はコンサルティング会社ハミルトン・プレース・ストラテジーズ(Hamilton Place Strategies)の共同経営者となっているトニー・フラット(Tony Fratto)氏は、ツイッターは選挙の流れを変えることができると話している。

「(ツイッターは)想像し得る限り最も安価な方法で、膨大な数の潜在的支持者とコミュニケーションを瞬時に取ることを可能にした。メッセージを数百万人に強く訴えかけるだけではなく、批判に素早く対応することもできる。昔の選挙では、誰かにテレビ広告を打たれると、(それに反論する)プレスリリースを執筆したりテレビ広告を制作するのに時間がかかった。ツイッターを使えば、批判的な選挙広告や報道が出されても即座に自らの声を発信し、支持者からの反応を引き出すことができる」(トニー・フラット氏)

 ツイッターに関しては、バラク・オバマ(Barack Obama)現大統領は既に共和党候補のミット・ロムニー(Mitt Romney)氏に大差をつけている。オバマ大統領のフォロワーは約1870万人に上る一方、ロムニー氏のフォロワーは90万人以下だ。

 グリーン氏の分析によれば、オバマ大統領が「つぶやく」頻度はロムニー氏の10倍で、自陣営によるサポートも手厚い。だが「つぶやき」のシェアやリツイートの頻度はロムニー氏の方が高く、同氏の支持者層がより「熱心である」ことを示しているという。

 デジタルメディアを専門とするフロリダ州立大学(Florida State University)のジャネット・カスティロ(Jeanette Castillo)氏は、ロムニー氏は政治活動委員会(PAC)からより多くの資金と支持を集めているため、「ソーシャルメディア資本にどれほどの価値があるのか、注目している」と語る。「(ソーシャルメディア資本が)どの程度人々を動員し、選挙に参加させることができるかを見るのが楽しみです」

(c)AFP/Rob Lever
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