【8月24日 AFP】野比家の未来を変えるために22世紀からやってきた猫型ロボットのドラえもん(Doraemon)――作品の中では、2112年9月3日神奈川県川崎生まれということになっており、今年の9月3日はドラえもん誕生からちょうど「100年前」にあたる。これを記念して、生誕地の川崎市が「特別住民票」を交付すると発表した。

 川崎市は「ドラえもん」原作者の藤子・F・不二雄さんが暮らした場所でもあり、1年前には川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム(Kawasaki City Fujiko F. Fujio Museum)が開館している。

 川崎市ではドラえもんの特別住民票をファンやミュージアム来館者らにも配布することにしている。

 阿部孝夫(Takao Abe)市長は、住民票をきっかけに多くの人にとってミュージアムが身近な存在となってほしいと神奈川新聞(Kanagawa Shimbun)に語った。

 住民票には、生年月日の「2112年9月3日」のほか、ドラえもんの好物「どら焼き」や苦手なもの「ネズミ」などが記載されている。

 ドラえもんの漫画が登場したのは1969年。以後、テレビアニメや映画にもなり、数十年もの間、世代を問わず高い人気を保ち続けている。またその人気は日本国内にとどまらず、中国、台湾、香港、韓国などアジア各地でドラえもんは幅広く愛されている。(c)AFP