【8月24日 AFP】米ニューヨーク州仮釈放委員会(New York State Board of Parole)は23日、1980年に元ビートルズ(Beatles)のジョン・レノン(John Lennon)氏を射殺し禁錮刑で服役中のマーク・デービッド・チャップマン(Mark David Chapman)受刑者(57)の7回目の仮釈放申請を却下した。

 委員会は服役中のチャップマン受刑者が模範囚であることは認めつつ「現時点で釈放すれば、法の精神を著しく損ない、凶悪かつ不当、暴力的で冷酷な計画的犯罪によって悲劇的に失われた命を軽視することになる」と却下理由を説明している。チャップマン受刑者は2年後にまた仮釈放を申請できる。

 レノン氏は1980年12月8日、ニューヨークのセントラルパーク(Central Park)に面した自宅アパート近くで妻のオノ・ヨーコ(Yoko Ono)さんといた際、近寄ってきたチャップマン受刑者に射殺された。同受刑者は1981年、レノン氏殺害の罪で禁錮20年以上~終身刑の判決を受け、服役している。(c)AFP