【8月20日 AFP】日本が自国領土としているものの、中国が領有権を主張している東シナ海の尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)をめぐる、これまでの主な歴史上の出来事を次にまとめた。

-15~16世紀:中国明王朝(Ming Dynasty)時代の1403~1534年に出版された書物内、島しょ部の巡航記録で尖閣諸島について記述。

-1895年:1月14日、これまで他国の支配下に置かれていないとして、日本政府が尖閣諸島を構成する無人島5島と岩礁3つを沖縄県に編入。

-1896年:日本政府が、実業家の古賀辰四郎(Tatsushiro Koga)氏に尖閣諸島を貸与。古賀氏はカツオ節やアホウドリの羽の加工工場を設立。後に従業員280人を雇用。

-1918年:古賀氏が死去し、息子の善次(Zenji)氏が事業を継承。

-1940年:古賀家が事業をやめ、尖閣諸島は再び無人となる。

-1945年:日本が米国率いる連合国に降伏し、第2次世界大戦が終結。尖閣諸島は沖縄の一部として、1972年まで米国の統治下に置かれた。

-1949年:中国で共産党(Communist Party)が中華人民共和国を建国。国民党(Nationalists)は台湾へと逃れた。

-1969年:国連経済委員会の調査報告書で、尖閣諸島周辺の海底に石油資源が埋蔵されている可能性を指摘。

-1971年:中国政府と台湾政府が、正式に尖閣諸島の領有権を主張。

-1972年:沖縄が日本に返還。

-1972~1985年:古賀家が栗原家に尖閣諸島を譲渡。栗原家は商売を営み、日本各地に土地を所有している。

-1978年:約100隻の中国漁船が尖閣諸島に接近。日本の右翼団体が魚釣島に灯台を建設(2005年に日本政府が国有化)。

-1996年:右翼団体が別の島にも灯台を建設。香港の抗議活動家数人が尖閣諸島沖で海に飛び込み、1人がおぼれて死亡。

-2002年:栗原家所有の4島のうち3島を、総務省が賃貸開始。残る1島は防衛省が賃貸。

-2004年:中国人活動家らが1島に上陸(逮捕)。2日後、当時の小泉純一郎(Junichiro Koizumi)首相が強制退去処分を指示。

-2010年9月:中国漁船が尖閣諸島沖で、日本の海上保安庁の巡視船に衝突。漁船の中国人船長が逮捕され、日中両国が外交面で激しく対立。経済や政治面でも両国関係に悪影響が及んだことを背景に、約2週間後に釈放された。

-2012年4月16日:東京都の石原慎太郎(Shintaro Ishihara)知事が、栗原家所有の島を購入することで基本的に合意したことを表明。

-7月7日:野田佳彦(Yoshihiko Noda)首相が、政府が尖閣諸島を購入する方向で検討していると発言。

-8月15日:日本の警察当局が、尖閣諸島の魚釣島に上陸した5人を含む香港の親中派団体メンバー14人を逮捕。

-8月17日:逮捕された14人全員を強制送還。

-8月19日:議員を含む日本人活動家10人が、無許可で魚釣島に上陸。

(c)AFP