【8月19日 AFP】沖縄県・尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)にある魚釣島(Uotsurijima)に19日、日本人の活動家らが上陸した。

 同行したAFP記者によると、「頑張れ日本!全国行動委員会」のメンバー10人ほどが魚釣島に上陸した。メンバーらは、魚釣島で最も高い場所に日本国旗を設置するのが目的だと語ったという。

 石垣島を出発した議員8人を含むおよそ150人は19日午前5時30分ごろ、尖閣諸島付近に到着した。島のそばに係留した船団に対し、海上保安庁の船舶は100メートル離れた距離から「係留せずに島から立ち去りなさい」とスピーカーで告げた。

 地方議員の小坂英二(Eiji Kosaka)氏は船上でAFPの取材に応じ、中央政府からは魚釣島への上陸を禁止されているものの上陸しなければならないと語り、「中国に強いシグナルを発したい」と述べた。

 また、同船した別のメンバーによると、活動家と政治家らは魚釣島に上陸して、国歌を歌い、島で食事をとる考えだという。一部の船では釣り糸を垂らす人もおり、朝食用の魚をとろうとする姿が見られた。(c)AFP/Antoine Bouthier