【8月16日 AFP】米大リーグ(MLB)、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のフェリックス・ヘルナンデス(Felix Hernandez)が15日、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)戦に先発登板し、完全試合を達成した。試合はマリナーズが1-0で勝利を収めている。

 2012年シーズンのMLBでは、これまでシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)のフィリップ・ハンバー(Philip Humber)と、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のマット・ケイン(Matt Cain)が完全試合を達成しており、26歳のヘルナンデスは今季3人目の選手となった。

 ハンバーは4月21日に行われたマリナーズ戦で、ケインは6月13日に行われたヒューストン・アストロズ(Houston Astros)戦で完全試合を達成している。

 またヘルナンデスは、MLBで完全試合を達成した史上23人目の選手となり、1シーズンで3人が達成したのは過去最多となる。

 この試合で12三振を奪ったヘルナンデスは、終盤に対戦した6人の打者から5奪三振を記録し、本拠地セーフコ・フィールド(Safeco Field)ではホワイトソックスのハンバーに続いて今季2度目、無安打無得点試合としては3度目の完全試合を成し遂げた。

 マリナーズは6月8日に本拠地で行われたロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)戦でも、6人の投手リレーで無安打無得点試合を達成している。(c)AFP