【8月3日 AFP】電機大手シャープ(Sharp)は2日、現在世界全体で5万7000人いる従業員のうち約5000人を2013年3月までに削減すると発表した。

 同社が同日発表した4~6月期連結決算は最終損益が1384億円の赤字(前年同期は493億円の赤字)で、テレビ事業の不振で13年度も赤字が続くとの見通しを示した。営業損益は941億円の赤字(前年同期は35億円の黒字)。売上高は28.4%減の4586億円だった。

 シャープは主力のテレビや液晶パネル、太陽電池関連製品の不振が続いている。同社は「国内と中国の液晶テレビの需要が予想よりも速いペースで落ち込んだ」と述べた。(c)AFP