【7月26日 AFP】フィリピン当局は24日、南シナ海(South China Sea)の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島、Spratly Islands)の渚碧礁(同スービ礁、Subi Reef)に中国が新たに建設したドーム型レーダー施設の写真を公開した。渚碧礁は現在、中国が実効支配しており、フィリピンが実効支配するパグアサ島(Pag-asa Island、中国名:中業島)からは北西に約15カイリ(約28キロメートル)離れている。

 またフィリピン政府は同日、駐フィリピン中国大使を外務省に呼び、両国が領有権を争う西沙諸島(英語名:パラセル諸島、Paracel Islands)で中国軍が進める駐屯地建設計画に抗議した。(c)AFP