【6月7日 AFP】ロンドン・パラリンピック出場を目指す日本の女子陸上選手が、鍛え抜かれた義足付きの体をさらけ出したカレンダーを発売した。

 セミヌードを披露したのは、中西麻耶(Maya Nakanishi)選手(27)。売り上げは英国への渡航費用と新しい義足の購入費用に当てるという。

 写真家の越智貴雄(Takao Ochi)氏が撮影したカレンダー写真には、隠すべきところを隠して美しいポーズを取る中西選手が写し出されている。

 中西選手は自身の公式ブログで、「私はヌードになった事を後悔していません。そして、ありのままの中西麻耶として向き合う事ができたことを本当に幸せに思います」と書き、このカレンダーを楽しんでもらいたいとも語っている。

 中西選手は、2011年の世界選手権で日本代表としてメダル獲得のチャンスがあったにもかかわらず、資金不足のため出場を断念していた。日本のパラリンピアン(パラリンピックの選手)が政府から受ける経済的な支援は限られている。

 中西選手は2008年の北京パラリンピックの200メートルで4位、100メートルで6位に入賞している。(c)AFP