【5月16日 AFP】先週インドネシアで墜落し、乗員乗客45人が全員死亡したとされるロシアの航空機メーカー、スホイ(Sukhoi)の旅客機「スーパージェット100(Superjet 100)」のブラックボックスが15日、捜索隊により発見された。

 捜索隊長は15日夜、同国ジャワ(Java)島西部のサラック(Salak)山にある墜落現場近くで報道陣に対し、「今朝10時(日本時間同日正午)ごろ、尾翼の発見場所から約100メートル離れた地点でブラックボックスを発見した」と発表した。

 インドネシアの捜索隊とロシアの専門家チームが捜索を続けていたブラックボックスが発見されたことにより、墜落の原因が機体と人為的ミスのどちらにあったのかという疑問の解明が期待されている。

 目に付きやすいよう明るいオレンジ色に塗られたブラックボックスは、墜落によって焼け焦げたような状態で発見され、詳しい調査のためにインドネシア国家運輸安全委員会(National Transportation Safety CommitteeNTSC)へと引き渡される予定。調査にはロシアの専門家70人以上も参加している。(c)AFP/Alvito Bagaskara

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