【5月16日 AFP】少子化が進む日本では今から1000年後、子どもが1人もいなくなる――東北大学(Tohoku University)の吉田浩(Hiroshi Yoshida)教授(加齢経済学)らの研究チームが開発した「日本の子ども人口時計」による理論上の計算結果だ。

 吉田教授によると、現在のところ日本には0~14歳の子どもが約1660万人いるが、その数は100秒に1人の速さで減少している。この速度で少子化が続けば、3011年5月5日の「こどもの日」には、かろうじて1人だけ子どもが残っているが、その100秒後に子どもの数はゼロになり、3012年の「こどもの日」を祝うことはできなくなるという。

 日本の少子化は、出生率が2人を下回った1975年から続いており、吉田教授は少子化に対する危機感をもってもらおうと「日本の子ども人口時計」を開発した。

 今年発表された別の調査結果でも、22世紀に日本の人口は現在の1億2770万人の3分の1に減るとされている。(c)AFP/Kyoko Hasegawa

【参考】日本の子ども人口時計