【5月6日 AFP】ボクシング、WBAスーパーウェルター級タイトルマッチ12回戦が5日、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランドアリーナ(MGM Grand Arena)で行われ、挑戦者のフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)は、同級王者のミゲル・コット(Miguel Cotto、プエルトリコ)を3-0(117-111、117-111、118-110)の判定で破り、王座を奪取した。

 コットと戦うために階級を上げたメイウェザーは、優れたハンドスピードと鉄壁な防御で3人のジャッジから優勢の判定を勝ち取った。

 両者ともに激しいパンチを交わした12ラウンドでは、メイウェザーがコットを2度ふらつかせたものの、ノックアウトを奪うまでには至らなかった。

 キャリアの中で最も激しい戦いとなったコットとの試合を制したメイウェザーは、通算戦績を43勝0敗(26KO)として無敗を守っている。

 メイウェザーは家庭内暴力と嫌がらせを働いたとして、数週間後に刑務所へ収監されることが決まっている。

 メイウェザーは、「人生に障害は付き物で、良い時もあれば悪い時もある。来る6月1日に、私は素直に受け入れるつもりだ」と話し、収監されることへの覚悟はできていると明かした。(c)AFP