【5月4日 AFP】4月30日にインドネシア・アチェ(Aceh)州のパームオイルのプランテーション近くでゾウ1頭の死骸が見つかったことを受け、森林レンジャーが1日、訓練されたスマトラゾウに乗ってプランテーション周辺で「野良ゾウ」のパトロールを行った。

 インドネシアでは人間の生活圏が野生動物の生息地に広がるにしたがって、人間と野生動物との「衝突」が増えている。世界自然保護基金(WWF)は1月、早急に生息地を保護しなければ、野生のスマトラゾウは30年以内に絶滅する恐れがあると発表した。現在アチェ州があるスマトラ(Sumatra)島に生息するスマトラゾウは2400~2800頭とみられており、1985年以降でほぼ半減した計算になる。(c)AFP