【4月11日 AFP】スペイン王室は10日、国王フアン・カルロス1世(Juan Carlos I)の最年長の孫、フェリペ王子(13)が、自分の足をショットガンで撃ち負傷したと発表した。

 王室が発表した声明によると、事故は9日、北部のソリア(Soria)にある王室所有の施設で起きた。事故発生当時、フェリペ王子は銃の取り扱い方法について教わっていた最中だったという。

 声明によると、事故は父親のハイメ・デ・マリチャラル(Jaime de Marichalar)氏同伴の下、建物のパティオで発生した。王子は36口径のショットガンで自身の右足を撃ち負傷し、地元のソリア・サンタバーバラ病院で応急処置が施された後、首都マドリード(Madrid)の病院に搬送され、治療を受けたという。

 フェリペ王子は、2009年に離婚が発表された、ハイメ・デ・マリチャラル氏とエレナ王女(Princess Elena)の息子。国内メディアによると、フェリペ王子のけがは深刻なものではないという。

 王室では、過去にも復活祭(イースター)の週に銃の暴発事故が起きている。

 1956年3月29日、現国王の弟アルフォンソ氏がポルトガルのエストリル(Esotril)で、銃の暴発事故により死亡した。事故発生当時、兄弟は銃で遊んでいたとされる。(c)AFP