【4月5日 AFP】米カリフォルニア(California)州アラメダ(Alameda)郡検察当局は4日、同州オークランド(Oakland)にあるキリスト教系オイコス大学(Oikos University)で銃乱射事件を起こして逮捕された韓国系米国人の男を、殺人7件と殺人未遂3件の罪で起訴したと発表した。起訴されたのは、事件から間もなく警察に投降したコ・スナム(Goh Su-nam)被告(43)で、罪を認めているという。

 当初、被告の氏名については米当局の発表はワン・ゴー(One Goh)、韓国の聨合ニュース(Yonhap News)はコ・ウォンイル(Ko Won-Il)と伝えていたが、最終的に在サンフランシスコ(San Francisco)韓国総領事館が、被告の韓国名はコ・スナムで1968年生まれであると確認した。コ被告は1990年に22歳で渡米し、2000年に米市民権を取得。米国に移住してからはコ・ワンエル(One L. Goh)と名乗っていたという。

 起訴状に添付された警察声明によると、コ被告は乱射事件を起こしたオイコス大の元学生で、45口径拳銃と予備の弾倉4つを持ち犯行に及んだと自供している。

 オークランド警察によれば、コ被告は犯行の以前に同大を退学処分となっていた。また、他の学生からいじめの対象とされ、腹が立っていたと供述しているという。(c)AFP