【3月16日 AFP】身長が250センチを超えてなお伸び続けていた「世界一の長身男性」、トルコのスルタン・キョセン(Sultan Kosen)さん(29)の成長が、ついに止まった。

 キョセンさんは、成長ホルモンの異常が原因の「先端巨大症」という病気で、成人してからも成長が止まらず、現在は身長251センチ。だが、AFPの電話取材に応じた米バージニア大学(University of Virgina)医療センターの神経外科医、ジェイソン・シーハン(Jason Sheehan)医師は、2年にわたってキョセンさんの脳下垂体腫瘍にガンマ線照射療法を行い、病気の克服に成功したと述べた。

 今後も治療を続ける必要があるが、少なくとも長く成長し続けることによる新たな弊害は生じないはずだという。

 トルコ南東部マルディン(Mardin)の農家に生まれたキョセンさんは、2010年に身長247センチで「ギネス世界記録(Guinness World Records)」に認定され、世界的な有名人になった。(c)AFP/Robert MacPherson

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