【3月15日 AFP】シリア政府軍は10日から4日間に及んだ猛攻撃の末、北西部にある反体制派の拠点イドリブ(Idlib)を制圧し、反体制派は撤退を余儀なくされた。活動家が14日、AFPに明らかにした。

 2週間前には、反体制派の拠点になっていたホムス(Homs)のババアムル(Baba Amr)地区が政府軍による1か月近くの砲撃の後、制圧されていた。

 AFPがレバノンのベイルート(Beirut)から行った電話取材に応じた活動家は、イドリブでは「昨夜(13日夜)から戦闘は行われていない」と話し、「反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)は撤退した。政府軍がイドリブ全域を急襲し、現在はしらみつぶしに民家を1軒1軒あたっている」と説明した。

 政府寄りのシリア紙アルワタン(Al-Watan)は13日、政府軍が記録的な速さでイドリブを制圧したと報じた。(c)AFP