【3月13日 AFP】バングラデシュのメグナ(Meghna)川で13日午前2時半ごろ、2階建てのフェリー「Shariatpur 1」号が別の船舶と衝突して沈没し、これまでに26人が死亡、100人以上が行方不明になっている。また、乗っていた35人の生存が確認された。当局高官が語った。

 事故があったのは首都ダッカ(Dhaka)から40キロ南東の地区。地元警察副所長のタリクル・イスラム(Tariqul Islam)氏は、AFPの電話取材に「沈没した船舶から女性5人と子供2人を含む26人の遺体を収容した」と述べ、死者数は増加する見通しだと語った。

 また、内水輸送当局高官のマハブブル・アロム(Mahbubul Alam)氏は、1991年に建造された同フェリーは衝突後すぐに沈没したとみられると述べた。「救助された乗客に話を聞いたところ、船舶は大きな音をたてて衝突後数分で沈没したため、乗客の大半は泳いで避難することができなかったということだ」

 警察によると、事故後すぐに通りかかったフェリーに乗客35人が救助された。救助されたある男性は地元メディアに対し、親族8人が行方不明だと語った。男性によると、事故当時ほとんどの乗客は就寝中だった。(c)AFP/Shafiq Alam